水木しげる妖怪ロード・神々の山陰

水木しげるロード(みずきしげるロード)

水木しげるロード(みずきしげるロード)は、
日本の鳥取県境港市にある商店街の名称。観光対応型商店街。
漫画家・水木しげるが描く妖怪の世界観をテーマとした観光名所。
漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の原作者 水木しげるが、鳥取県境港市出身であるため、それにあやかっている。
境港駅から本町アーケードまでの全長約800メートルの間に、
水木しげるの『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターや日本各地の妖怪たちなど、多数のオブジェが置かれている。
商店街は、ゲゲゲの鬼太郎のキャラクターの販売・サービスをする店舗・施設が拡大している。

神々のふるさと山陰 と 水木しげる

「子どもの頃、ぼくは漠然と「鳥取」と「島根」は違うと感じていた。
地理的に近くても雰囲気がまるっきりちがうのだ・・・目に見えない神々がよってきているようなのだ。
島根の人々には、出雲の神々の雰囲気が漂う・・・ぼくはベビイの頃から、島根県人というと、凡て神につかえている人だと思っていた。」
(水木しげる『神秘家水木しげる伝』)

水木しげる氏が感じるように、島根県は神に捧げ神を舞う神楽が全国的にも盛んな土地柄
『古事記』や『日本書紀』、『出雲国風土記』を舞台とした様々な神話や伝説を伝えています。
小泉八雲が「神々の国」と形容した杵築(出雲市大社町)には出雲大社があり、
『日本書紀』は、祭神の大己貴命は、この世の「顕露」(目に見える世界)を皇孫に譲りささげたかわりに「神事・幽事」(目に見えない神の世界のものごと)を治めることになった、と伝えています。

このように、日本人は、神々は目に見えない世界にあり、我々の目には見ることのできない存在と考えてきました。

水木しげるの古代出雲(漫画)

出版社:角川書店
発行日:2012年3月30日
『水木しげるの古代出雲』(みずきしげるのこだいいずも)は、水木しげるによる日本の漫画作品。
『怪』(角川書店)VOL.0034に冒頭部分が掲載され、2012年3月に書き下ろし単行本として発売された。
『怪』掲載時のタイトルは『水木しげるの古代出雲王朝盛衰記』であり、同誌のVOL.0035には『水木しげるの古代出雲 番外編』が掲載された。
なお、本書が刊行された2012年は古事記編纂1300年の節目に当たる。

『古事記』や『出雲風土記』などの神話や史実を交え、オオクニヌシの視点で出雲の盛衰を描いた作品。
最近の発掘調査の成果なども取り上げ、水木しげるなりの考察が展開されている。
特に「国譲り」に関しては、実際にはキレイ事じゃなかっただろうと語っており、オオクニヌシの無念を察している。
加えて、出雲と大和の戦争や、古代の出雲大社造営の場面なども想像し描いている。

本作中でも語られているが、鳥取県で育った水木は幼少の頃から隣県の出雲に対して思い入れがあり、
武良家(水木の本名)のルーツが隠岐の島にあると述べている。また、初めて島根を訪れた際には、前世にも訪れた事があるような思いを抱いたという。
水木は30年ほど前から、出雲の無念を訴えかけられる夢を頻繁に見るようになり、その度に出雲の事を描かなければならないと考える。
この話は当時のエッセイ等でも語られており、ライフワークとされる出雲国滅亡記を「描かないと死ねない」と述べたこともある。

あらすじ

高天原を追放されたスサノオは、ヤマタノオロチを退治し砂鉄地帯の支配者となる。
諸小国を統合して一国としたスサノオは、鉄を手中にしたことで影響力を拡大させ、出雲王朝を確立してゆく。
時代は移り、スサノオから6代目にあたるオオクニヌシは、因幡へ旅立つ兄弟(八十神)たちに同行し、荷物持ちをさせられていた。
オオクニヌシは将来的に出雲の王となるが、それまでには数々の試練が待っていた。

主な登場人物

オオクニヌシ
スサノオの子孫。数々の試練を乗り越え出雲の王となる。スセリビメをはじめ多くの妻がおり、子供の数は百八十柱を数える。
アマテラスら天津神からの要求で葦原の中つ国を譲り、引き換えに神殿の建設を求める。
また、国譲り成立後は黄泉の国へ退隠し、霊界の神となる。

アマテラス
イザナギの子。
イザナギの命で高天原を治める。
度重なる横暴に見かねて、スサノオを高天原から追放する。
オオクニヌシが治める葦原の中つ国へ次々と神を派遣し国譲りを迫る。

スサノオ
イザナギの子。
高天原から追放され、出雲の鳥髪山に降りる。
クシナダヒメとの結婚を条件にヤマタノオロチを退治する。
後に根の国の王となり、オオクニヌシに試練を与える。

スセリビメ
スサノオの娘。
スサノオの試練の後、オオクニヌシの正妻となる。

スクナビコナ
カミムスビの子。オオクニヌシと協力して国造りを務めるが、しばしば対立する事もあった。
温泉の開拓者でもある。

タケミカヅチ
アマテラスの命で出雲に派遣され国譲りを要求する。
その際に、オオクニヌシの息子達(コトシロヌシ、タケミナカタ)を服従させる。
水木しげる狂言回しなどで随所に登場。


島根県立古代出雲歴史博物館で、2010年に「「神々のすがた」~古代から水木しげるまで~」が開催
、2012年には「原画展 水木しげると出雲」が開催された


単行本[編集]
『水木しげるの古代出雲』角川書店、2011年3月
ウイキペディアより




神々のすがた: 古代から水木しげるまで古事記一三〇〇年平成二十二年度秋の企画展
古代出雲歴史博物館(島根県立)
一畑電気鉄道株式会社プランニング事業部, 2010 - 130 ページ
資料名:古事記1300年平成22年度秋の企画展
著者名:島根県立古代出雲歴史博物館 / 編
図版 / 第1章 現代の神々のイメージ / 第2章 目に見えぬ神 / 第3章 顕現する神 / 第4章 多様化する神 / 第5章 英雄神スサノオ / 第6章 現代に生きる神 / 第7章 神を継承する / 作品解説 / 出品目録

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