水木しげるロードの歴史
歴史
境港市は日本有数の漁業によって立つ地域であり、それにともなって商店街も発展していった。
1970年代に到来したモータリゼーションの変化。
1974年(昭和49年)以降の大規模小売店の進出などに押されて衰退
空き店舗の増加(シャッター通り)など、商業の空洞化が起きていた。
1989年(平成元年)境港市は、シャッター通りであった商店街を「緑と文化のまちづくり」の一環として商店街に境港市出身の
漫画家・水木しげるの代表作である『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』『河童の三平』
に登場する妖怪の銅像を設置する「水木しげるロード」の整備を決める。
オブジェの製作にかかわる水木への著作料については無料とする協力もあった。
1993年(平成5年)7月18日、銅像23体の設置をもって水木しげるロードがオープン。
観光客数2万1000人
JR境線のラッピング車両「鬼太郎列車」(初代)も運行を開始。
当初は像の一部が壊され盗まれるなどといった事件が発生したものの、これらの騒動が全国規模で報道されたのがきっかけとなり県外での知名度が高まっていった。
1994年(平成6年)には10倍以上の28万1000人
1996年(平成8年) 8月24日:水木しげるロード完成記念式典。
1997年(平成9年)目標であった銅像80体設置を達成。観光客数38万344人と上がっていった。
2003年(平成15年)3月8日:水木しげるの誕生日に、水木しげる記念館 開館
銅像の数は86体となる。
水木しげるロードの整備主体であった境港市が米子市との合併を選択せず、単独存続を決議し、境港市によるハード部分の整備計画はいったん終了する
境港市観光協会、境港商店街連合会、水木しげるロード振興会、水木プロダクションの民間4団体は、「妖怪ブロンズ像設置委員会」を立ち上げた
2004年(平成16年)12月、水木しげるロードは「美しい日本の歩きたくなるみち500選」に入選。
水木しげるの構想(明言は無いが、100体設置の意志ありとのこと)を後ろ盾として、妖怪ブロンズ像設置委員会が、水木しげるロードへの銅像100体設置を目標に掲げ、
像に名前を刻む代わりに設置費(1体につき、最低100万円)を出してくれるスポンサー(寄贈者)を全国に向けて公募する。
この戦略は功を奏して全国の熱烈な水木ファンから申し込みが殺到し、募集開始から2か月足らずで目標達成の目星が付く
2005年(平成17年) 3月中旬:公募によって寄贈された銅像十数体 設置。
4月:第1回公募によって設置された銅像は3月分と合わせて16体。銅像の総数は102体となる(今まで1体も無かった松ヶ枝町の一部の歩道にも新設された)。
この時、水木しげるロードに新設された銅像は、異獣、いそがし、枕返し、寒戸の婆、べとべとさん、龍、閻魔大王、算盤小僧、
岩魚坊主、一つ目小僧、たんころりん、魔女の花子、蟹坊主、コロポックル、ひょうとく、サラリーマン山田。
8月28日:水木しげる記念館、開館からの入館者数が50万人を突破
2005年(平成17年)16体の寄贈を受けた。に公開された映画『妖怪大戦争』のヒットなどによる妖怪ブームによって、年間観光入込客数85万5000人を超える
2006年(平成18年)銅像120体
5月、水木しげるロード周辺商店街(本町アーケード商店街、松ヶ枝町商店街、西本町商店街、および、新道元町商店街)が「がんばる商店街77選」「まちづくりと一体となった商業活動」に入選
9月11日:境港郵便局の協力により、投函すると鬼太郎の消印で郵便が届く「妖怪ポスト」が水木しげる記念館内に設置。
10月15日:水木しげる記念館前に120体目の銅像「山高帽姿の水木先生」(境港商工会議所の創立100周年記念制作)が新設。
2007年(平成19年) 1月15日:妖怪街灯増殖推進委員会が組織され、妖怪をデザインした街灯群を境港に新設する「妖怪街灯増殖計画」が発表される。妖怪街灯第1号は猫娘。
3月21日:「鬼太郎」「ねずみ男」「猫娘」「目玉おやじ」のJR境線「鬼太郎列車シリーズ」全4両が連結し、「妖怪大行進」イベントが行われる。
水木しげるロードでは観光客2千人と地域住民による妖怪仮装行列が行われる。
4月15日:水木しげる記念館、開館からの入館者数が80万人を突破。
11月5日:水木しげる記念館が、開館から約4年8ヶ月で入館者数100万人を突破。
『ゲゲゲの鬼太郎』のテレビアニメシリーズ・第5期の放映開始、および、同作品の実写版映画『ゲゲゲの鬼太郎』(その1作目)の公開があり、来場客増加。
ゴールデンウィーク期間中の1日観光客数5万8000人と想定を大きく上回り、駐車場が不足する事態となる。
年間観光入込客数147万人を記録し、鳥取砂丘のそれを超える。
11月、水木しげる記念館の開館から4年8か月で入館者数が100万人を突破する
2008年(平成20年) 4月5日:水木しげる記念館の中庭に、既存の「ねずみ男」「牛鬼」石像2体に加えて、陶器製の「鬼太郎」「猫娘」など数体が新設。
水木しげる記念館の中庭に陶器製の「鬼太郎」「ねこ娘」など数体の銅像を新設
水木しげる記念館の年間入館者数が30万8058人を超える
水木しげるロードの年間観光入込客数172万人。
2009年(平成21年)10月11日:水木しげる記念館の年間入館者数が、過去最高であった前年の30万8058人を超える。
2010年(平成22年) 3月8日:水木しげる記念館開館7周年記念のこの日、境港駅前に銅像「水木しげる夫妻」(135体目と136体目)が新設される。
3月29日:NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』、放映開始。本作はヒットし、水木しげるロードの来場客も増加。
4月4日:隠岐の島町の「ロード延長プロジェクト実行委員会」により、水木しげるロードに銅像「隠岐へ向かう鬼太郎親子と水木しげる先生」(137- 139体目)が新設される[19]。
4月8日:水木しげるロードの隠岐の島町への延長が「ロード延長プロジェクト実行委員会」によって進められ、隠岐島(隠岐の島町内)に8体の妖怪ブロンズ像が設置され、すでに設置されていたものと合わせて10体となる[19]。
8月15日時点で年間観光入込客数が177万人を突破し、同月23日には200万人[4]、10月31日には300万人を超える。
11月20日:映画『ゲゲゲの女房』の公開。
この年は、水木しげるが文化功労者に選ばれる、新語・流行語大賞の年間大賞に「ゲゲゲの〜」のフレーズが選定される
話題に事欠かず、水木しげるロードの年間観光入込客数は最終的に史上空前の370万人を達成。
12月29日時点で、水木しげるロードの年間観光入込客数は371万2045人を記録。
水木しげる記念館は開館以来の入館者数が200万人を突破する
2011年(平成23年) 1月20日:「水木しげるロードの妖怪たちと地元関係者」が第8回関西元気文化圏賞・特別賞を受賞。
2月4日:前年3月8日に境港駅前に設置されたものとほぼ同じデザインの銅像「水木しげる夫妻」が、鳥取県庁前に設置。
ゴールデンウィーク:この年より、水木しげるロード内にある「河童の泉」でライトアップが始まる。
8月18日時点で水木しげるロードの年間観光入込客数が200万人を突破。
10月3日:境港市と境港市観光協会会長の桝田知身が第3回観光庁長官表彰を受賞。
11月1日:境港駅前に「妖怪トーテムポール」が設置。
11月23日:年間入込客数が2年連続で300万人を突破。
2011年の水木しげるロード入込客数は322万1428人。
2012年(平成24年) 3月8日:水木しげる記念館リニューアル。
5月4日:水木しげるロードの累計入込客数が2000万人を突破。同月20日に記念セレモニー。
8月1日:みなとさかい交流館に巨大イラストボードが設置される。
11月26日:水木しげる記念館の中庭に「鬼太郎の家」(家の中に「鬼太郎」、「目玉おやじ」、「ねずみ男」)の銅像が新設。
12月26日:水木しげるロードに11体の銅像が新設される。先月設置された水木しげる記念館内の3体を含め銅像は153体。
2012年の水木しげるロード入込客数は270万5156人(2013年1月1日発表)。
銅像はスポンサー公募による11体と水木しげる記念館内に3体が新設され、合計153体となっている。
2013年(平成25年) 1月27日:「ゲゲゲの大行進」が日曜と祝日の恒例イベントとして開始。
1月31日:水木しげるロード中間地点に「鬼太郎案内看板」が設置される。
水木しげるロード誕生20周年。
3月10日:水木しげるロード誕生祭
水木しげる記念館開館10周年。
2013年の水木しげるロード入込客数は283万6529人(2014年1月2日発表)。
2014年(平成26年) 2月11日:水木しげるロードの累計入込客数が2500万人を突破。同年3月8日に記念セレモニー。
3月8日:撮影スポット「妖怪お休み処 砂かけ屋」がオープン。
7月15日:水木しげるロードを案内する妖怪の看板が鳥取県道に設置。
12月20日:水木しげる記念館の累計入館者数が300万人を突破。
2014年の水木しげるロード入込客数は231万9537人(2015年1月5日発表)。
境港から隠岐汽船(鬼太郎フェリー)で結ばれ、かつ、武良家の先祖のある隠岐の島町への「水木しげるロード」の延長も進められており、
島にはすでに銅像10体が設置されている。
ウイキペディアより
水木しげるロードオブジェ
1. 2. 3. 4 水木しげる先生執筆中
(机に向かう壮年期の水木と、それを見守る鬼太郎・目玉おやじ・ねずみ男。境港駅)
5. 6. 7 河童の三平とタヌキ・カッパ(竹馬遊び。境港駅前)
8. 9 鬼太郎ポスト(境港駅前)
10 死神
11. 12 麒麟獅子と猩猩
13 雷獣
14. 15 水木しげる夫妻
16 ぬらりひょん
17 ガラッパ
18 垢嘗(あかなめ)
19 田の神
20 口裂け女
21 青女房
22 化け草履
23 豆腐小僧
24 大かむろ
25 山わろ
26 すねこすり
27 釣瓶落とし
28 鍛冶媼(かじばばあ)
29 輪入道
30 水木しげる氏顕彰像
(2009年3月8日[87歳の誕生日]に建立。石碑の碑文は「なまけ者になりなさい」)
31 河童
32 袖引小僧
33 猫娘
34 ぬりかべ(塗壁)
35 家鳴り
36 朱の盆
37 海女房
38. 39 鬼太郎と目玉おやじ
40 川猿
41 山彦(呼子)
42 白溶裔(白うねり)
43 倉ぼっこ
44 足長手長
45 川獺の化け物
46 毛羽毛現
47 海坊主
48 木の葉天狗
49 雨降小僧
50 鬼太郎(等身大、半跏坐)
51 鬼太郎の下駄
52 目玉おやじ(茶碗に立つ目玉おやじ )
53 すっぽんの幽霊
54 小豆洗い
55 お歯黒べったり
56 髪切り
57 一反木綿
58 石見の牛鬼
59 ねずみ男(等身大、握手を求める立ち姿 )
60 うわん
61 油すまし
62 カシャボ
63 豆狸
64 天井嘗(天井なめ)
65 家獣(cf. 悪魔くん最新版悪魔くん)
66. 67 魔法陣の悪魔くんとメフィスト
68 針女
69 土転び
70 座敷童子
71 丸毛
72 だるま
73 金霊
74 大元神(おおもとがみ)
75. 76 のんのんばあとオレ
77. 78 山高帽の水木先生
79. 80 鬼太郎(赤子)とお父さん
81 サラリーマン山田(水木漫画に登場する小市民)
82 ひょうとく
83 コロポックル
84 蟹坊主
85 魔女の花子(『河童の三平』に登場)
86 たんころりん
87 一つ目小僧
88 岩魚坊主
89 算盤小僧
90 閻魔大王
91 龍
92 べとべとさん
93 寒戸の婆
94 枕返し
95 いそがし
96 異獣
97 ねずみ男(寝そべり
98 子泣き爺
99 泥田坊
100 鉄鼠
101 ろくろ首
102. 103 小豆はかりと百目
104 砂かけ婆(砂掛婆)
105 竹切狸
106 猫又
107 手の目
108 さがり
109 方相氏
110 鬼太郎(幼児期、河童の泉で立ち小便)
111 カッパ(河童の泉)
112 タヌキ(河童の泉)
113 河童の三平(河童の泉。立ち姿)
114 悪魔くん(河童の泉。腰かけ)
115 小豆洗い(河童の泉)
116 栄螺鬼(さざえ鬼。河童の泉)
117 岸涯小僧(河童の泉)
118 ねずみ男(河童の泉で一泳ぎ)
119. 120. 121 隠岐へ向かう鬼太郎親子と水木しげる先生
122 見上入道
123 提灯小僧
124 川赤子
125 浪小僧
126. 127 ゲゲゲの鬼太郎の塔(鬼太郎と目玉おやじ)
128 網切り
129 山童
130 キジムナー
131 濡れ女
132 獏
133 畳叩き
134 高女
135 がしゃどくろ
136 ぬっぺっぽう
137 傘化け
138 百々爺
139 コケカキイキイ(短編漫画に登場する小神)
140. 141. 142 鬼太郎の家(鬼太郎・目玉おやじ・ねずみ男、水木しげる記念館中庭)
143 たにぐく
144 井戸の神
145 うぶめ
146 夜行さん
147 のっぺらぼう
148 雪女
149 くだん
150 隠神刑部狸
151 貧乏神
152 シーサー
153 八岐大蛇
銅像以外のオブジェや展示物
ブロンズ製レリーフ(妖怪レリーフブロンズ)5基、
絵タイル(妖怪絵タイル)8枚
レリーフ海からこんにちは
世界妖怪会議
妖怪学校
鬼太郎の音楽会
カッパ穴